チャーチルに観光客が最も集まるのは、シロクマを観察できるシーズンです。
通常の車では走行できない悪路を走破できる特別な車(バギー)で回るツアーが特に人気です。
ハイシーズンは10月下旬~11月上旬で、この時期は世界中から観光客が集まるために予約は困難となります。
値段も信じられないほどに高くなるのですが、それでもすぐに売切れてしまう人気ぶりです。
現時点では3社がバギーを保有しているのですが、もっとも有名なのがTundra Buggy(ツンドラバギー)です。
観光客は他社のものも含めてすべてのバギーをツンドラバギーと呼ぶ傾向があるのですが、厳密にいうと特定の1社のものを指します。
3社とも同じ地域を走りますので、優劣は特にないと思われます。
もっとも観察に適している特等席は最前列右側(いわゆる助手席に相当する席)。運転手の説明もよく聞こえますし、前面の視野が広いので、本格的に撮影したい人にはおすすめです。もちろん譲り合いの精神をお忘れなく。
3社はバギーだけでなく、ホテルも所有しています。
例)
ツンドラバギーのホテル⇒ツンドラバギーロッジ(Tundra Buggy Lodge)
ハイシーズンの10月下旬~11月上旬は特に人気で、ホテルとバギーがセットになった「シロクマ観察ツアー」として売り出されることが通常です。
ハイシーズンに直接チャーチルに行って安めのホテルを自分で予約したとして、現地でバギーだけを申し込もうとしても予約できない可能性が高いです。
チャーチルの観光は、なにかと特殊で、ほかの町の常識が通用しません。
バギーによるシロクマ観察は秋がハイシーズンですが、夏でも運が良ければシロクマを見ることができます。
ハイシーズンは予約が困難なバギーですが、7月上旬から運行しており、夏はシロクマがあまりいないために、シロクマ観察という目的に関してはオフシーズンなため、現地でもバギーを直接申し込めることが通常です。
実際には初夏からシロクマはウロウロしているので、運が良ければみることができます。
私も7月に訪問して、シロイルカ(ベルーガ)の大群とシロクマ観察を同時に楽しむことができました。
ちなみにチャーチルはオーロラ観測の拠点としても人気です。
日本からは遠いので、イエローナイフやホワイトホースのようには知られていませんが。
One Comment
Pingback: 一平くんがカナダのサイトで紹介される訳 | 愛媛サポートクラブ