バンクーバーからシアトル行きのカスケード号に乗ると、カナダ内では停車駅はなく、最初の停車駅はアメリカのBellinghamです。
プラットホームから前方に海が広がってるのが見えます。
駅から歩いてすぐのビーチが、公園になっています。
夏の天気のいい日は泳いでいる人もみかけます。バーベキューに最適ですね。
昔の駅は市街地にあったのですが、いまは市街地とは離れた、アラスカ行きのフェリー乗り場の前に駅があります。
アラスカはクルーズ船の夏の行き先として人気です。
クルーズ船だけでなく、アメリカ領の飛び地として公共のフェリーも定期的に運行されています。Alaska Marine Highwayと名づけられています。
フェリーターミナルは巨大です。観光船の発着もあるのですが、定期便の出航日以外はガラガラです。
駅の切符売り場に隣接して、グレイハウンドバスの切符売り場と、タクシーの営業所があります。
駅にはタクシーやホテル予約の無料電話があるので、飛び込みで訪問してもなんとかなります。
が、旅行者向けの見所はあまりないかもしれません。
Bellinghamには空港があり、LCC(低価格航空会社)が中心となってアメリカ各地と結ばれています。
カナダはほとんどなにもかもがアメリカよりも高い(航空券、空港使用料、空港の駐車場代、税金など)ので、バンクーバー在住の人の中でも一部の人は、Bellingham空港へ車で行き、そこからロサンゼルスやニューヨークへと飛行機で移動する人がいます。
車がないと行きにくい空港なので、日本人旅行者には有用ではないでしょう。
週末にBellinghamで買い物、というバンクーバー在住の人もちらほら見かけます。
バンクーバーに住む人にとっては知られたアメリカの町なので、日常会話に出てくることもあり、名前だけでも知っておいて損はないかもしれません。