Home / バンクーバーを歩く・観る / バンクーバー日本人街の名残り④ 日系人カトリック教会

 

映画「バンクーバーの朝日」では何度も朝日軍が活躍した球場が映し出されます。

この球場跡の公園に隣接している、タムラハウスを別項で紹介しました。

建物自体は比較的大きいのですが、となりにあるタムラハウスが巨大なため、影に隠れるよう小さく見えるのが元の日系人教会です。

 朝日軍が活躍した球場跡・タムラハウスの隣の旧日系人教会がわかりますか?

日系人教会はカナダに複数存在しました(いまも多数が活動しています)。

とりわけ1929年築のこの日系人カトリック教会は、ミッションスクールや語学学校の運営、福祉の提供などを行い、日系カナダ人の生活に大きな影響を及ぼしました。

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公園越しに教会とタムラハウス(一部)を眺める

旧日本人街のど真ん中という立地からみても、影響力が大きかったことが想像できます。

戦争による日系人の強制収容とともに、修道女たちも収容キャンプの教会へ異動したそうです。

海外移民、人種差別、強制収容所生活という過酷な生活環境の中で、信仰が多くの人を救ったことは想像に難くありません。

終戦後も2011年まで貧困者に対する食糧の配布などの慈善事業に使われました。

↓2011年に終了するときのニュースです。

 
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