大陸横断カナディアン号やチャーチル行き列車、ハリファックス行きオーシャン号などでの食堂車でのひとときは、カナダ旅行でおすすめリストのひとつです。
上の写真は、メニューの一例(ディナー)です。
列車内で調理しているので、本格的な食事が出てきます。
アムトラック(アメリカの鉄道)でも食堂車の旅を楽しむことはできるのですが、合理化が進んでおり、食器はプラスチックでちょっと味気ないです。
その点、カナダの食堂車は昔ながらの高級食器を使っているので、雰囲気も上々です。
味も、街のレストランと同じか、むしろ多くのカナダのレストランよりレベルが上のように思います。
食事内容については色んなブログに記載されていますので、ここでは季節ものの特別メニューをご紹介します。
クリスマスには、名物のターキーが出されました。
前菜のスープに始まり、、、
ターキーはいろんな場面で食べる場面があるのですが、肉そのものはパサついた感じで、ソースの質が決め手ではないかと思います。
VIA鉄道のターキーは、要のソースが上出来で、とても満足のいく味でした。
デザートはクリスマス(雪)をイメージした仕上がり。
甘すぎず、こちらもとてもおいしかったです。
寝台車の客は、食事代込みなので、料金を気にする必要はありません(アルコールは追加料金が必要)。
朝食は先着順、昼・夕食は予約制になっています。
スタッフが、「dining car reservation? 食堂車の予約」と聞いて回ってきますので、予約を忘れないようにしましょう。
座席車(コーチ)の客は食堂車の利用が少ないこともあって、一人一人個別に聞いてこないのでうっかり逃さないように。
予約は、早い時間からグループ1、2、3と分けられています。
グループを選ぶと、スタッフからその場で予約券を渡されます。
予約券の右側に番号がグループの番号が記載されています。
時間になると、「1st call」「2nd call」と案内放送が流れます。
予約券を持って食堂車に向かいましょう。
終了間際には「Last call」の確認の放送が流れます。
席は4人がけなので、3〜4人グループでの旅行でなければ相席になります。
2 人組x2、1人×3など組み合わせは様々だけれど、食事だけでなく会話も楽しんでもらおうという趣旨からか相席が原則です。
席はウェイターが決めるので、空席を見つけたからといってさっさと座ってしまってはいけません。
客のほとんどが年長者かつ旅行者で、あえて時間のかかる鉄道の旅を選んでいる人たちなので、 ゆとりが十分にあります。
英語がスムーズに話せないからと言って尻込みする必要はありません。
ムスッと無言で急ぎがちに食べたりするのは良くありません。
饒舌でなくとも、最低限の挨拶は必要です。
どこから来た、どこ へ行く、カナダのこんなところが好きだ、日本は○○だ、と初対面の人とする会話はある程度想定できることでしょう。
1分間程度の自己紹介スピーチをあらかじめ準備しておいてテーブルにつけば、スムーズにとけ込むことができ旅の思い出も倍増するに違いありません。
まったく英語の準備がないと、ちょっと面食らって、ゆっくり味わえないかもしれません。