「赤毛のアン」の舞台プリンスエドワード島、世界遺産の町ルーネンバーグ、漁師の村ペギーズコーブなど、東海岸は観光の宝庫です。
拠点となるハリファックスまで、モントリオール・ケベックから1泊2日で走るのがオーシャン号です。
乗客も列車員も皆フレンドリーだし、大西洋を眺めながらの列車の旅は飛行機では味わえない思い出ができることでしょう。
ただし、週3便と本数が少なく時間もかかるので、オーシャン号の時刻表をよく確認して計画する必要があります。
列車が遅れることも多いので、時間に余裕をみる必要があります。
飛行機と列車の比較は一長一短かと思いますが、この区間の移動をバスと列車で比較するなら、間違いなく列車がおすすめです。
途中Bathurstで下車する人たち
ルネッサンス型と呼ばれる緑色の車両が使われていて、座席車だけでなく寝台車(個室寝台)もあります。
ハイシーズンは、カナディアン号で使われる銀色の車両も用いられ、展望車や開放式の寝台車も連結されます。
Express Dealや半額割引を上手に使って、寝台車を利用するのがおすすめです(寝台車は食事つき)。
オーシャン号の利用は、時間に限りがある人にはおすすめできません。
列車にのんびり乗っている時間がなく、プリンスエドワード島を目的にするなら、トロントからシャーロットタウンに飛行機で移動してレンタカーで回るのがよいでしょう。
列車にのんびり乗っている時間がないけれど、プリンスエドワード島や東海岸の街を色々見て回りたいということであれば、ハリファックスに飛行機で移動してレンタカーで回るのがよいと思います。
紅葉の季節が人気ですが、それ以外の季節ももちろん楽しめます。
wifiのあるラウンジカー
のんびり列車に乗ってプリンスエドワード島に行く場合には、モントリオール~モンクトン(18時間)を列車で移動し、モンクトンからバスでシャーロットタウン(3時間)という行程になります。
この地域の中心はハリファックスなので、モントリオール〜ハリファックス(22時間)を列車で移動して、ハリファックスから観光を開始するのもおすすめです。
景色のよいドライブがこの地域の売りです。
公共バスはほとんど廃止されているので、現地ツアーかレンタカーの利用がおすすめです。
モンクトンかハリファックスの駅でレンタカーを借り、色んな街を観光して、シャーロットタウンかハリファックスの空港で乗り捨てて飛行機で戻るのが一番効率がよいように思います。
「赤毛のアン」はカナダでも有名ですが、アニメの影響のためか日本人の間でむしろ人気です。オーロラ同様、カナダ人より日本人の方が詳しいように思います。
ハリファックス駅 Westinホテルを併設
ハリファックスの駅前には24時間営業のスーパーマーケットがあるので何かと便利です。
駅構内にあるウェスティン(Westin)ホテルは、歴史ある建物をきれいに改修していて快適だし、とにかく便利なのでおすすめです。
プリンスエドワード島ほど有名ではないけれど、ハリファックスからペギーズコーブ (Peggys Cove)、マホンベイ(Mahone Bay)、ルーネンバーグ(Lunenberg)といった古い港町をたどるドライブもおすすめです。
この地域の名産はなんといってもロブスターで、ペギーズコーブで灯台観光と同時に楽しむことができます。
始発のモントリオールではなく、ケベックシティで乗り降りする予定であれば、注意すべきことがあります。
オーシャン号は、ケベックシティの中心の駅(Gare du Palais駅)には停車せず、街のはずれ(Sainte-Foy駅)に停ります。
ケベックシティでオーシャン号に乗り降りする場合の注意点もあわせてお読みください。