廃線跡の散策・サイクリングが有名なケトルバレー鉄道ですが、一部区間の線路は残され観光鉄道として列車が走っています。
サマーランドという小さな街を走行します。
乗り場は街からかなり離れたところにあるので、自動車がないと行けません。
このような機会がなければ、実物の蒸気機関車をみることはほとんどないでしょう。
沿線風景は果樹園が主体ですが、ブドウ畑や、Dirty Laundryのような人気ワイナリーのそばも通ります。
観光鉄道なので、限られた日しか運行されません。
面白いのは、ごく限られた日だけに行われる、列車強盗+バーベキューがセットになった列車です。
このイベントは人気で、売り切れてしまうこともあります。
列車強盗に囲まれた!
北米の人は、一般的に西部劇が大好きです。
西部劇の時代に出没した列車強盗も、なぜだか人気です(盗んだものを貧しい人々へ分けたというような話はないのですが、ヒーロー扱いです)。
カナダで特に有名なのはBilly Minersで、以前はブリティッシュコロンビア州の小学校の教材になっていました。小学生に強盗話?と私は思ってしまうのですが…
ケトルバレー鉄道の乗れば、列車強盗好きな北米気質を満喫できます。
残念なのは、区間が短いので、もう終点?と思ってしまうところです。
注意点は、機関車だけでなく客車も昔のものが使われているので、冷房がありません。
夏のサマーランドの気温は40度を超えることもありますので、暑さ対策を。