大陸横断カナディアン号の車両の特徴のひとつは、最後尾のパークカーです。
寝台の客のみが利用できます。
寝台車の利用であれば、自分の寝台に閉じこもっていないで、ぜひパークカーで過ごすことをおすすめします。
最後尾の丸みをおびた展望室は、いつもお客さんが座って談笑しています。
寝台車の旅は時間もお金もそれなりにかかるので、引退した高齢者の利用が多いようです。
写真はみんなが寝静まった夜中に撮影したもので、このように明かりがついていて24時間利用することができます。
コーヒー・紅茶・ジュースなどの飲み物やスナックは無料ですし、雑誌も用意されています。
コンセントも各座席についているので、iPadなどを持参してもよいでしょう。
パークカーの真ん中は2階建てになっていて、2階部分に展望座席があります。
このような展望車両は、コーチ(座席車)にも用意されているのですが、パークカーの違うところはスタッフが景色を案内したりサービスがいろいろ上乗せされていることです。
この日は無料のカナッペが配られました。
カナッペだけではものたりないので、ワインを注文しました。
バンクーバー・ジャスパー・トロントを出発するときには、ウェルカムドリンクとして無料のスパークリングワインが振舞われるので逃さないようにしましょう。
展望席の下の一階部分はカウンターになっていて、お酒や軽食、フルーツなどを販売しています。
パークカーは寝台車の役割も兼ね備えていて、3人用の個室寝台が二部屋用意されています。
ネットで切符を予約するときに表示される ”Cabin for 3″ が3人用個室を指すのですが、1列車に二部屋しかないことから早めに売切れてしまいます。
3人用個室には割引料金の設定がありませんし、結局のところ展望座席などの個室外で過ごす時間が長くなるので、3人での旅行であれば2人用個室+1人用個室で割引切符を購入するのがおすすめです(申し込み時に伝えれば隣接した個室を用意してくれる)。