ウォータートン国立公園のランドマークは、プリンスオブウェールズホテルです。
ウォータートン湖を見下ろす一等地にあるこのホテルは、アメリカのグレートノーザン鉄道が建設したものです。
カナディアンパシフィック鉄道がバンフやレイクルイーズを観光開発したのと同様に、アメリカの大陸横断鉄道でもっとも北側を走るグレートノーザン鉄道は、グレーシャー国立公園の開発を手がけました。その際に建設したのがこのホテルで、ウォータートン国立公園がいかにアメリカと密接な関係にあるかを示すエピソードといえます。
開業当時の雰囲気のままの内装です。
ロビーからは湖と山脈が一望できます。
湖を眺めながらのアフタヌーンティーは午後1~5時で、$29.95です。
シーズンが短いこともあり、宿泊予約は比較的早く埋まってしまいます。
旅行サイトでのレビューは賛否両論で、否定派の主張は「値段の割りにボロい」。確かにかなり古い印象を受けますので、レトロな建物に泊まりたい人にはおすすめ、清潔感あふれる新しめの部屋に泊まりたい人は他のホテルを、ということでしょう。
他のホテル(Waterton Lakes Lodge Resort、Northland Lodgeなど)といっても数は限られていますし、設備もサービスそれほど大きくは変わらないのがこの地区の特徴といえます。
ただ、ウォータートン全体が観光地料金なので、安いホテルを探すのは難しいでしょう。
プリンスオブウェールズホテルは、景観とともにレトロな建物が特長。