バンクーバー・ビクトリアの場合
まず、手袋は必須です。カナダの国旗が描かれたニットの手袋は現地の人にも人気なので、お土産として現地購入するのもおすすめです。
バンクーバーやビクトリアであれば、特別な厚着は不要で、仙台で過ごすくらいの装備で十分かと思います。
北海道よりは温暖な印象を受けます。(北海道よりはるかに北に位置していますが)
バンクーバーでは毎日のように雨が降るので、雨対策を忘れないようにしてください(折りたたみ傘・濡れてもしみこまない靴)。
濡れて水がしみこんだ靴で寒い日を過ごすのは苦痛です。
すごく冷えたり、雪が降る日もありますが、雪はめったに積もりませんし、気温が氷点下になるような日も連続しません。
旅行中にそういう日にあたったら、おみやげも兼ねて現地でセーターを買うくらいでちょうどよいのではないでしょうか。
バンクーバー・ビクトリア以外の場合
バンクーバー・ビクトリア以外となると話は別です。マイナス20~30度は当たり前で、マイナス40度になることすらあります。
トロント・モントリオール・ケベックシティといった有名観光地は、どこも寒さ対策が重要です。
ただ、現地の人にしても旅行者にしても、そのような気温で長時間外出しません。
多くのツアーが一日のほどんどを暖房の効いた車内や室内で過ごすことでしょう。
南極探検のような重装備はせずに、ヒートテックのような薄くて保温の効く服装を重ねて着るように複数持参し、厚手のコートを準備すればよいと思います。
この場合でも、足りなければお土産もかねて現地で服を買う、くらいのつもりでちょうどよいかと思います。
気をつけたいのが、靴です。
カナダのほとんどの町が、日本の雪国ほどの積雪量はなく、除雪も行き届いているので、雪をかきわけていくような想定は不要です。
氷点下の日が続くので、路面はずっと凍結しているものと想定してください。
よく滑るので、転倒の危険があり、滑り止めの効いた靴が必要です。
上の写真は、白い車と黒い車が並んでいるところですが、車の足回りと同様に靴が簡単に汚れます。
日本を出発する前に、雪国出身の人にアドバイスを聞くとよいと思います。
靴をカナダで調達してもよいのですが、カナダはメートル法を採用しているにもかかわらず、靴は依然としてインチを用いているので、なにかと面倒です。
また、靴があわないと旅の快適さを損なうことに直結するので、旅行先で靴を調達するのはリスクが高く、日本で購入していくことをお勧めします。
さまざまなブランドがありますが、地元カナダのものが、やはり保温にすぐれてよくできていると思います。
中でも、靴はSOREL(ソレル)、コートはカナダグースが、機能的かつファッション性に優れておすすめです。 値段はします(カナダグースのものはめちゃくちゃ高い)が、機能に見合った価格だと思います。
ブランド品なので、カナダで買ったからといって極端に安くなってたりはしませんので、日本で買っておくのもおすすめです。
好日山荘オンラインショップでSOREL(ソレル)のスノーシューズを購入できます。